こんにちは❣ 大阪市生野区の歯医者 有田歯科医院 院長の有田です。
咀嚼機能を回復するために、かぶせ物や入れ歯を作製してくれる《歯科技工士》は、国家資格であり、歯科医療には欠かせない大きな役割を担ってくれています。有田歯科医院は、かぶせ物や詰め物を専門的に作製してくれる歯科技工所と義歯(入れ歯)を専門的に作製してくれる歯科技工所、それぞれ2か所(計4か所)と連携しています。
互いに信頼しており、互いの《仕事》をリスペクトすればこそ、注文も厳しくなっていきます。かぶせ物の金属や他の材料は、何を使用するか?上下の噛み合わせ関係の特徴は?歯の色は?皆さん、歯の色は白いと表現されますよね。でも実際は、黄色っぽい白や茶色っぽい白、灰色が混じった白、エナメル質の透明度具合、等々、千差万別なんです(^_^;)。部分入れ歯などは、どの歯にバネをかけるか?入れ歯の大きさや形をどのようにするか? それらを《歯科技工指示書》という書面に必要事項を記入し、歯科医師と歯科技工士が互いに工程ごとに意思疎通を図りながら、チェックして作製していきます。
「このセラミック冠の色は、この辺りは淡い白色中心で、歯茎との境め辺りは、少し濃い色を使って下さい。」「この患者様の噛み合わせの特徴は、犬歯が大きく関与しているので、下顎が側方に移動した時の噛み合わせの力を犬歯に負担させて下さい。」「部分入れ歯のバネをかける歯は、審美的な面も考慮して、ここに設定してください。」 etc。
私共は、歯科技工士さんに様々な指示や注文をし、彼らも一生懸命、それに応えてくれます。
当院がお薦めしているコンフォートデンチャー(入れ歯の内面が柔らかく、痛みが無く、ぴったりフィットすると好評です。)は、東京にある技工所と連携しており、互いに模型や技工物を宅配便で送り届けています。日本の宅配便って優秀で、信頼できるからこそ成り立つシステムですよね。ありがとうございます。でも、他の技工所と違って、直接技工士さんと直接会って、口頭で指示する事はできません。その分、更に《歯科技工指示書》が重要になり、記入事項も多く、A4サイズの大きさにビッシリです。(^_^;)
「先生、この歯型の模型ですけど、ここの部分が鮮明さに欠けています。もう一度、型どりからし直して下さい。」「この模型の噛み合わせの状態は、実際の患者様の噛み合わせの状態を再現できていないと思います。もう一度、やりなおして下さい。」「この歯型の模型は、変形している可能性が有ります。やり直してください。」 当然彼らも、私共の《仕事》に注文をしてきます(・・・汗)。
四つの歯科技工所のうち最も長いお付き合いの歯科技工所は、当院が開業した頃からのお付き合いですから、30年近いお付き合いですね。お互い、おっさんになったなあ(笑)。
これからも切磋琢磨しながら、共に頑張っていきましょう❣
患者様のステキな笑顔のために ❣❣❣