『入れ歯とお口は常に清潔に』

『この新しい入れ歯にも慣れてきたし、調子もええわ。入れっぱなしでも何ともないし。』って、入れ歯をはめたまま寝てしまわれる方もおられます。

ちょっとお待ち下さい❣ それだけ入れ歯がご自身のお口に馴染んでくれた事は、歯医者冥利に尽きるお話ですが、入れ歯をお口の中にはめっぱなしというのは感心しません。

お口の中には、約700種類の細菌が生息していると言われています。部分入れ歯の方は、当然、残っているご自身の歯をも守って戴くためにも、毎日の歯とお口の清掃管理を怠らないで下さいね❣

まずは、部分入れ歯の場合。入れ歯を支える歯は、常に揺さぶられるような力がかかっています。土の中に埋まった杭を子供がいたずらで揺さぶって、杭を抜こうとしている情景をイメージしてみて下さい。杭の周りの土は段々と掘られて、杭を支えられなくなっていくでしょ?入れ歯を支える歯にも同じ事が起こる可能性が有ります。『杭に対する土』 が、お口の場合『歯の根に対する顎の骨』であり、歯を支える骨(歯槽骨:しそうこつ)が吸収され、歯周病に陥り易い状態になります。その上、お口の中の衛生状態が悪いと容易に歯周病が進行し、歯がぐらつき始めます。

私共もできるだけ揺さぶりの力が歯にかからないようにいろんな工夫をして設計しますが、残念ながらゼロにはできません。

ですので、先ずは、お口の中の清掃状態を良くして戴く事が肝要なんです。部分入れ歯の出し入れも乱暴にせず、丁寧にスムーズに行って下さいね。出し入れがスムーズに行えない場合や入れ歯ががたつく場合は、ご相談下さい。

それに、ご存知ですか?入れ歯にも歯石がつくんですよ❣総入れ歯の場合は、もちろん入れ歯を支えてくれる歯やバネは有りません。だからといって、入れ歯自体を清潔にしておかないと、歯ぐきや頬の粘膜に炎症を引き起こしかねません。また、部分入れ歯の場合、バネが汚れたままですと、バネを支えている歯も清潔に保てません。

 歯とお口の中を清潔に保つのと同じ様に、入れ歯も清潔にしておいて下さいね❣

『入れ歯洗浄剤』も色々と市販されていますよね。でもその前に、ご自身の歯と同じように、まずは、入れ歯用のブラシで、きれいに洗ってあげて下さい。そのうえで、『入れ歯洗浄剤』に浸けると、尚、効果的です❢

あなたの歯の相棒、『入れ歯』を大切にね❣