『お口の健康を保って、ウィルス感染を防ぎましょう』

 大阪市生野区の歯医者、有田歯科医院 院長の有田です。

 ウィルスの働きが活発になる寒い季節となりました。今年の冬は、コロナが更に猛威を奮い始めていますね。そしてこの季節、もう一つ注意しておきたいのが、インフルエンザですよね❣
 私達人類は、叡智を結集して、これらのウィルスとの闘いを延々と続けていかねばなりません。コロナに関しては、有効で安全なワクチンが開発されるまで、私達自身がウィルスに感染する確率を下げる行動をお互いにし続け、マスク等で防護する必要が有ります。ウィルスが拡散しないように、みんなで行動を制限すべきですよね❣ 感染の確率を下げる為に、みんなが自覚をもって行動しましょう❣ 日本人なら、できると思います。

 さて、『人が持つ免疫』の話です。細菌やウィルス等の微生物が体内に侵入する絶好の入り口は、口や鼻の粘膜です。しかし、人には免疫が備わっており、微生物が持つ毒性に対抗し、病気を未然に防いだり、かかっても軽く済ませてくれます。人は、『常在細菌』という様々な微生物と共存して生きています。そして、常在細菌には身体を守ってくれる種類もあれば、悪影響を及ぼす種類も有るのです。

 お口の中は、約37°Cで湿気も十分に有り、常在細菌にとっては天国のような環境です。真夏でジメジメした環境を想像してみて下さい。いかにも、バイ菌が繁殖しそうでしょ?通常ですと、免疫力によりお口の中の悪玉常在細菌の毒性に打ち勝てますが、体力が落ちていたりお口の中の衛生状態が悪いと、免疫力もそれらの悪玉微生物に対抗する事で精一杯になってしまいます。すると、もう余力も無く、今回のコロナの様な新種のウィルスや変異を遂げたインフルエンザウィルスに対しては、免疫力を発揮できません。防衛軍の武器が足りなくなります。

 コロナに関しては、人類が初めて遭遇するウィルスで、まだわからない事が多いようです。この様な場合、今まで蓄積された経験から、良いと思われる事は、何でも行うべきでしょう。マスクに関しても、最初のころは、海外ではあまり必要視されていませんでしたよね。でも、今は、常識となっています。

 先述しましたが、お口の中の常在細菌の増殖を防ぎ、その分の免疫力でコロナやインフルエンザ等の外敵から身を守るという観点からも、歯とお口の衛生管理は必須です❣どうか、日頃の歯とお口のお手入れを適切に行っていただき、定期的な歯のクリーニングにぜひともお越し下さい❣ 当院では、感染予防対策を十分に行っております。

 繰り返します。どうか、歯とお口の衛生状態が良い状態で健康を守り、同時にコロナやインフルエンザにかかりにくい口腔環境を維持なさって下さい❣ 私共も全力で務めます。

 あなたのステキな笑顔をいつまでも❣