こんにちは。大阪市生野区の歯医者 有田歯科医院 院長の有田です。
先週の日曜日、何気なくテレビのスイッチを入れると漫画『サザエさん』が放映されていました。波平さんを中心に、家族全員で食卓を囲みながらほのぼのとした笑顔と会話の一家団欒の場面でした。
「センセ、今度、うちの主人も診てもらえませんか?もう、前から歯ぁの調子が悪い言うてるのに、仕事が忙しいとか、なんやかんやと理由をつけて、中々歯医者に行こうとしませんねん。こないだも、『こんな硬いもん食えるかあ❣』って、イライラして言いますねん。そやから私も腹立って、『ほな、早よ有田センセとこ行って、歯ぁ、直して貰いぃなぁ!』って言い返したりましてん。すんませんけど、今度連れて来ますんで、よろしゅう頼んますぅ・・・。」
働き盛りのお父さん。ともすれば、ご自身の身体よりも仕事や社会での役割を優先しがちですよね。そうこうしているうちに、病状は静かに、しかも確実に進行していきます。でも、これはお父さん方だけではなく、子育てや仕事を持っているお母さん方も同じでしょ?皆さん、自分の事より、家族の世話や仕事を優先させていらっしゃるんじゃないでしょうか?
「いや、そらぁ歯医者に行かなあかんのは重々承知やねんけど。あんまり、歯医者には行きとうないしなぁ(^_^;)。」そうですよね。毎日、忙しくしておられて、貴重な空き時間に、行って楽しい所ならまだしも、~~~な所に行くのは・・・。(お気持ちはお察しします)。 で、痛みに耐えかねて、奥様に優しく諭されて? やっとの思いでいらっやいました。
もちろん、これはほんの一例で、逆にご主人が奥様を。また、親御さんがお子さんを。息子さんや娘さん、お嫁さんが親御さんやお爺ちゃん、お婆ちゃんを連れて来て下さる場合も有ります。大切なご家族をご紹介して戴くのって、歯医者冥利に尽きますよね。益々、頑張ります❣ って気持ちになります。ありがとうございます。
この仕事を長くしておりますと、『歯とお口の健康に対する意識』が高い方やそうでない方、様々な方がいらっしゃる事に気付かされます。そして、ご家族ごとに意識の違いが生じていくようです。最初に、ご家族の中のどなたかが来院され、その方が次にご家族の誰かを連れて来て下さり、そして次にまた誰かが来院され、ご家族全員が、当院の患者様となって戴いているケースも多いです。お爺ちゃん、お婆ちゃん、お父さん、お母さん、そして子供達。3世代(たまに曾孫さんも含んだ4世代)にわたって来院されます。
家族と言えども年齢が違うわけですから、歯やお口の健康状態も当然違ってきます。私共が働きかけるべき姿勢の共通点は、『歯とお口の健康に対する意識』をご家族全員で高めて、歯の大切さと歯の健康を生涯にわたって守って戴ける様に努める事だと思っています。
不幸にして総入れ歯になってしまったお爺ちゃんがおっしゃいます。「センセ、うちの孫の歯ぁ、あんじょう頼んます。歯ぁちゃんと磨いて大事にせな、お爺ちゃんみたいに入れ歯になるで❣って、いつも言うてますねん・・・。」まさしく、《経験者は語る❣》のです。お若い方々も、今から大切にメインテナンスなさって下さいね❣
あなたのご家庭では、ステキな笑顔での一家団欒の時間を持てていますか? コロナが蔓延する昨今、愛する家族との我が家での楽しい食事や会話を弾ませたいですよね❣ 『歯とお口の健康』が、愛する家族と笑顔で食卓を囲む、ほのぼのとした時間をもたらしてくれるのではないでしょうか?
「カツオ、また0点とは何事かあ❣ バッカも~ん❣ 」。ほのぼのとした時間に、波平さんの怒鳴り声が鳴り響きます・・・(笑)。
あなたとあなたのご家族の笑顔をいつまでも・・・❣