『保険の入れ歯と保険外(自費)の入れ歯』

こんにちは❣大阪市生野区の歯医者、有田歯科医院の院長、有田です。

日本では、『皆保険制度(かいほけんせいど)』といって、国民(日本国内に定住される外国籍の方々も含む)は、基本的に全員健康保険に加入しています。その方によって、会社や組合で加入している社会保険と市町村が運営している国民保険とに分かれています。ご存知ですよね。また、経済的に困窮している方も、一部または全部を国や地方自治体が負担し、安心して医療を受ける事ができます。こんな良い国は、世界広しといえども、日本ぐらいだと思いますよ。いや、ホント❣

もちろん、歯科でも保険で治療を受ける事ができます。皆さんが、歯科医院を訪れる理由(主訴)は、「ムシ歯ができて痛い」「歯がかけた」「歯槽膿漏で、歯ぐきが腫れる」「子供の歯がぐらついてきた」「親知らずが腫れて痛い」「差し歯が取れた」・・・etc、etc。そして、「入れ歯を作って欲しい」。

先ずは、痛みなどに対しての緊急処置をして、その後、その歯を守っていくための基礎治療が進んでいきます。そして、歯科医師や受付の人から、「入れ歯(やかぶせ物)は、保険にしますか?保険外にしますか?」なんて、尋ねられた方も多いかと思います。

先月のこのブログでも触れましたが、『歯科』の特徴として、歯とお口の《機能の回復=リハビリテーション》という大きな課題が有り、その分野では、他科と比べものにならない程、歯科は進歩しています。そして、そのために入れ歯やブリッジ冠、インプラント等で、失われた臓器である『歯』を人工的に補う必要が有ります。

ありがたい事に日本の保険制度では、入れ歯やブリッジ冠をある一定の制限の中でなら作製する事ができます。実際、多くの方々が、この保険制度の恩恵を受けて、歯科医院で入れ歯を作り、食事を楽しんでおられる事と思いたいです。・・・「思いたいです」❓❓❓

と言うのも、当院にお越しになられた患者様から、「先生、この入れ歯は人前に出る時はつけてるけど、家で食べる時は外してますねん。」なんて、笑えない話を聞かされる事もあるからです。

もっとしっかり噛めるような入れ歯にしたい❣もっと自然で美しい歯並びの入れ歯にして欲しい❣ 笑顔でいたい。若く見られたい❣

そのためには、もう一工夫、二工夫必要になってきます。その一工夫、二工夫が、保険の入れ歯と保険外の入れ歯の結果の違いにつながっていきます。

確かに、費用としては、保険外(自費)の入れ歯は、保険の入れ歯と比べようもない程の差が有ります。そして、それぞれの患者様にもご都合がおありだという事も重々承知しています。でも、患者様方の大切な歯とお口の機能を回復させるために、患者様にここまでできるという事をお伝えする事も、《私共の義務》だと思っています。

次回より、より具体的に、どこが、どう違うのか?をお伝えできたらと思っています。