『得意分野を患者様と医院のために~④~』

 こんにちわ❣ 大阪市生野区の歯医者 有田歯科医院 院長の有田です。

今回のこのブログでも、各自の得意分野を伸ばし、患者様や医院のためにどう役立てていくか?について考えていきたいと思います。

 有田歯科医院で働いてくれているスタッフ各自の能力を高め、それらを結集させるには、正しい仕事観で、何のために仕事をするのか?を基本に持っておくべきです。そのための院長の役割は、仕事に対する姿勢を高めていくための環境を整え、前向きな思考や行動を医院の風潮として作り出す事だと思っています。  人は、理屈より感情で動きます。また、一人より同じ仕事観を持つ仲間と一緒だとモチベーションも上がり、何事にもより前向きに取り組めますよね。モチベーションが高い状態でないと中々能力を発揮したり、なすべき事に取り組んだりできません。共に働くスタッフのモチベーションを互いに高めるためにも、各自の得意な分野を更に伸ばし、不得意な分野を解消していくべきです。チームスポーツと同じですよね。                            一朝一夕ではできませんが、各自が、そしてチームが、日々の振り返りを続けていく事で、確実に成長に繋がります。各自の成長は、医院全体としてのチーム力を底上げし、患者様お一人お一人の歯とお口の健康のためのより良いお手伝いができると思うのです。

 先ずは、《褒める》事と「ありがとう」の《感謝の言葉》を発する事が重要だと思います。有田歯科医院という職場は、互いにリスペクトし合える仲間の職場でありたいと思っています。誰だって自分が認められると嬉しいし、前向きになりますものね❣ 前向きに業務に就いているから、更にリスペクトされ、高い仕事観の仲間意識が醸成されます。逆に、惰性で仕事をこなしているだけの人が、リスペクトされるでしょうか? そういう低い仕事観から抜け出せない人は、当院では馴染めないと思いますよ。また、何かミスをした時に、院長や先輩スタッフに感情的に叱られたりすると、自分を振り返る以前に委縮してしまうだけになりませんか?そういった封建的?な環境(職場)で、その人は成長しますかねぇ? 

 発言しやすい職場である事も大切ですよね。折角、医院を良くするための意見やアイデアの種を持っていても、それを発言する機会が無かったり、発言しても頭から否定されるとモチベーションが下がっちゃいますよね。「どうせ言うてもなあ・・・。」って思ったり、「言い出しっぺなんやから、自分で責任取って、最後までやってやぁ。」なんて言われたりすれば、「ほな、黙っとこ…。」ってなりますもんねぇ。院長である私自身が、スタッフのモチベーションを下げさせるようなトークをしたり、横柄な態度を取ったりする事は、絶対に戒めねばなりません❣                                私が新人スタッフを採用した時にその人によく言うのは、「あなたが、当院で仕事の能力は最も低いかもしれませんが、患者様が抱いておられる気持ちや歯科医院に対するイメージ、不安感や疑問に感じる事に最も近い感覚を持っていると思います。長く歯科医院で勤めていると、患者様にすれば不安に思ってらっしゃる事を我々が鈍感になってしまって、察知する感性が鈍ってくるのが最も怖いのです。その感性が鈍っている可能性が一番高いのが、ずっとこの仕事をしている院長である私自身です。あなたの患者様サイドに立った感性で、おかしいと感じた時は、遠慮なく発言して下さい❣ みんなが、期待しています。」と言っています。新人であろうとベテランであろうと、《患者様サイドに立った感性》を見失うことが無いようにしたいのです。

 《報・連・相(ほうれんそう)》って、ご存じですよね。有田歯科医院で働くスタッフは、互いに意思の疎通を図り、起こった事や問題点を共有して、わからない事や判断に迷う事は、包み隠さず相談し合える仲間でありたいですよね。チームなんですから❣                          「患者様の○○さんが、ずいぶん治療を待たされたと苦情をおっしゃってました。事情を説明してその場は納得して戴きましたが、前の患者様の治療が長引いてお待たせする時は、院長からも一言説明して下さい。皆も、お詫びのお声かけをして下さい。」 患者様の苦情は、ある意味《神様の声》です。それを隠さず報告してくれたスタッフは、金一封ものですよね❣(笑) 「患者様の○○さん、待合室の鏡を見て、きれいな歯が入ったと喜んではりました。」患者様からの苦情や要望、またはお喜びの声。医院全体で共有すべきです。                           

 「(スタッフの)~さん、忙しい時に一人で何してんのやろ? それより、こっちも手伝って欲しいわ❣」 折角良いアイデアが浮かんで一人黙々と取り組んでいても、独りよがりになってしまっては、却って皆んなの信頼を損ねて残念な結果になってしまいます。伝達不足、情報不足は、信頼を損ねるだけでなく、悪くすれば互いを疑心暗鬼に陥れます。そんな事が無いよう、有田歯科医院では、毎朝の朝礼ミーティングで互いの情報を交換したり、各自がのその日のやる事を報告し合います。「そしたら、その分カバーしてあげる。」ってなるでしょ。《通じ合っている》事が信頼感を育むのでしょうね。

 各自の能力を高めるためには、セミナーに参加したり院内で勉強会を催したり、外部のセミナーに参加したり、場合によっては、講師を招聘する事も効果的です。有田歯科医院では、2か月に1度定期的にコンサルタントを招いて、客観的に医院の状況を分析して戴き、スタッフとの面談を通じて各人にとっての課題や克服すべき問題点について、また医院の一員としての姿勢について確認したり、課題を課したりしています。第三者に観てもらって、《客観性》を持たせる事って大切ですものね❣ 

 「有田歯科医院で働くスタッフは、《仕事観》と《信頼感》をお互いに高め合い、互いをリスペクトする。」という医院文化を育みながら、これからも歯科医療に従事していきたいと思います。

     あなたの素敵な笑顔のために❣❣❣