『歯とお口の健康のための最適治療~ステップ④                    継続的な予防治療』 

 

 こんにちわ。大阪市生野区の歯医者 有田歯科医院 院長の有田です。

「ああ、やれやれ。やっと歯医者通いも終わったわ❣しんどいこっちゃったで。でも、まあ、ちゃんとしといて良かったわ。」 

 治療計画に基づいたあなたの歯の治療(ステップ①~③)が、一通り終了致しました。長い間の歯の治療、よく頑張られましたね。お疲れ様でした。そして、おめでとうございます!今、あなたのお口の健康状態は、最適なものとなり、快適に過ごしておられると思います。これから大切な事は、この健康な状態を維持し続ける事(=ステップ④)ですよね。

 私共の歯科治療の流れをステップ①~③の各段階で説明させて戴きました。そして、これからが、本当の意味での長いお付き合いとなれればと思っています。「ええ❣、やっと終わったと思ったのに、また来んとあかんの~。」まあまあ、そうおっしゃらずに・・・。

 思い出して戴きたいのですが、ステップ②でも『予防治療』のお話をさせて戴いております。同じ予防治療ですが、ステップ②とステップ④には、Cure(キュアー、治療)とCare(ケアー、お世話・お手伝い)の違いが有ると言って良いと思います。

 ステップ②での予防治療では、お口の中に拡がった炎症(歯茎からの出血や腫れを伴います)を食い止めなければなりませんでした。火事に例えて言えば、先ず、火を消しにかからねばならなかったのです。ムシ歯や歯周病という病気を治療していく上で、原因(プラークや歯石)を取り除く必要が有ったわけですよね。その為にも、日頃の歯のお手入れ法(歯磨きの方法)について指導させて戴きました。

 ステップ④での予防治療では、良くなった状態、お口の中に炎症が無い状態を維持していく事を目的としています。もう、火事にならないようにね。その為には、患者様ご自身による、ご家庭での歯とお口の健康管理=プラークコントロールが必要で、その上で定期的に私共の医院にお越し戴いて、私共が行う機械を使った専門的なクリーニングPMTCと呼んでいます)を行ったり、お一人お一人のプラークが付きやすい場所、磨き残しの場所をチェックして、歯ブラシの方法をお話しさせて戴いています。

 ここでも、ステップ②と同じく歯科衛生士が活躍してくれており、各患者様のお口の中の衛生状態や歯茎の炎症の継続的な管理のお手伝い(ケアー)をさせて戴いています。その後の経過はどうか?何か、歯やお口の中にトラブルはないか?歯茎からの出血は無いか?衛生状態は?歯石の沈着度合いは?修復物(詰め物、かぶせ物)の淵から、2次的にムシ歯になっていないか? 等々、異常や問題が有れば、すぐにDr.サイドに報告が来て、早期に必要な治療(キュアー)に移行できる様にしています。

 『歯とお口の最適な良い状態』を守っていく為には、私共が行う継続的な予防治療が、絶対条件となります。当院では、基本は、4か月毎にお越し戴く事をお勧めしています。また、歯周病の進行状態に合わせて、1~3か月毎にお越し戴く場合も有ります。

 以上、大まかですが、私共の医院での治療の流れを4段階に分けて、お話しさせて戴きました。

 今年も間もなく上半期が経過しようとしていますが、コロナ禍にも関わらず、今年度は約73%(ほぼ4人の内3人の割合)の患者様方が、お約束通り予防治療にお越しになられました。私共の『予防を根底に置いた歯科治療の考え方』に賛同して下さって、ありがたく思っています❣

       あなたのステキな笑顔をいつまでも❣