こんにちは❣ 大阪市生野区の歯医者 有田歯科医院 院長の有田です。
前々回のこのブログで、『歯とお口の治療計画書』について書かせて戴きました。お読みになって戴けたでしょうか? その治療計画書には、どの歯がどうなっているのか?どの歯をどう治療するのか?治療期間はどのくらいと予想されるのか? 等々、患者様がお知りになりたい事をできるだけ簡潔に記載し、ご理解戴き易い様に説明分や写真等を添えてお渡ししています。
では、どこから治療していくのか? もちろん、どの段階であっても、痛みや腫れ等を失くすための緊急処置が必要な場合は優先的に処置を致します。その緊急処置が終了した後、①歯とお口の衛生管理の向上のため、歯のお手入れ方法についてお話しさせて戴いています。 ②次に、ムシ歯の治療と歯の神経を保護する処置。 ③抜歯すべき歯の抜歯や歯の根の治療。 ④歯石掃除や歯面のクリーニング。を順次行っていきます。これらは、お口の中の衛生状態を改善していく事を目的としています。ムシ歯や歯周病の原因となるプラーク(細菌による感染)を除去し、ムシ歯や歯周病という『炎症』の進行を食い止めていく段階です。
「そんなんええから、ちゃっちゃとかぶせてえな。」 お気持ちはわかりますが・・・。お口の中は、『炎症』が蔓延しています。それは、正に炎に包まれた様な状態です。歯茎は赤く腫れ、出血し、歯の根の先に膿みを溜めます。私共は、この段階を説明させて戴くのに、よく火事に例えて説明します。火事の時に大工さんを呼びますか? 消防士さんではないでしょうか? 先ずは、この『炎』を消しましょう❣
炎(ムシ歯や歯周病)が鎮まったら、地盤整備と基礎造りです。歯茎の健康を保つためのクリーニング、歯の根の治療、かぶせ物を支えるための土台作り、噛み合わせのバランスをよくするための調整、仮り歯の作製、etc。この段階は、とても大切ですが、まだかみ合わせは仮り歯の所も多く、患者様にはご不自由をおかけし易い段階です。でも、基礎は大事なんです!どうか、この段階を一緒に乗り越えましょう! 「そんなんええから、ちゃっちゃっと・・・。」いえいえ、そんな手抜き工事はできません❣
さて、基礎治療が終わりました。かぶせ物や入れ歯等を作製するための下準備が終わったわけですね。あとは、ゴールへまっしぐら❣ 歯科技工士さんの協力を得て、順次、《歯》が出来上がっていきます。原則的に、噛み合わせを再構築していく順番は、下前歯⇒上前歯⇒下奥歯⇒上奥歯の順番です。もちろん、各部位の治療が必ずとも必要なわけではありませんし、審美性の問題や部分入れ歯との兼ね合い、顎関節の安定等々、その方のお口の状況によって優先させる部位も出てきます。その場合は、順番は変わる事も有ります。
いよいよかぶせ物や入れ歯が入りますと、患者様は、『いや~、歯ぁって、ありがたいねぇ。』と実感されます。『良かったわぁ❣』と私共も一緒に喜びます。
『よう頑張りはりましたねえ。大事になさって下さいねえ❣』
一通りの治療が終了し、患者様のステキな笑顔が蘇った後、今度は『予防治療(メインテナンス)』という段階に入ります。この良い状態を維持して戴きたいのです。その為に、当院では、4か月毎のチェックとクリーニングをお勧めしています。そういう考え方に賛同して下さる患者様は、年々増えており、ある日のお約束時間の多くが予防治療の患者様となる日も有ります。
突然ですが、ここでお願いです。どなたか、歯科衛生士さんをご紹介願えませんでしょうか?私共の行っている『予防治療』のスペシャリストとして加わって戴き、患者様の歯とお口の健康を守るためにお手伝い願いたいのです。自薦、他薦、どちらでも大歓迎です。しばらく職務から遠ざかっておられる衛生士さんも歓迎します。パート希望の方の勤務時間も相談致します。ご連絡をお待ちしております。すみません。ホンマに突然のお願いでした(笑)が、何卒、宜しくお願い致します。
「いや~、私もここまでちゃんと歯ぁを治してもろたんは、初めてですわ。我ながら、ホンマによう頑張ったわぁ❣」
ホンマによう頑張りはりました。これから、ホンマに大事にして下さいね❣
あなたのステキな笑顔をいつまでも❣