こんにちは❣ 大阪市生野区の歯医者 有田歯科医院 院長の有田です。
「自転車とぶつかって、上の前歯が折れた❣ 何とかして欲しい❣」と涙を浮かべながら来院されたA子さん。私の様なオッサンでも、もし前歯が急にかけたりしたらショックです。それ程前歯は、社会との接点としての大きな役目を担っていますよね❣ 増してや、うら若き女性となれば、半ばパニックを起こしかねません💦 打撲による痛みより、見た目のショックで涙を浮かべておられるのが一目瞭然です。先ずは、何とかその場で仮り歯を作製して差し上げた事で、落ち着きを取り戻されました。
実は、前歯は、噛み合わせの際の下顎の動きや会話の際の発音に大きく影響を及ぼす機能を有しています。普段、そんな事を考えた事も意識した事も無いと思いますが、今回のA子さんの様に、突然前歯が無くなった時の不自由さは、相当なものだと思います。また前歯が無いままですと、口唇の緊張(張り)は失われ、皺が寄り、お顔立ちも老けた感じになります💦 発音も、どこか空気が漏れたような感じになり、聞き取りづらくなります。
私共は、前歯のかぶせ物を作製する場合、より慎重になります。上前歯の裏側の形態をどうするのか?噛み合わせの負担をどう分散させるのか?下顎を前方にずらした場合、側方にずらした場合、その中間にずらした場合。いずれの場合も前歯と奥歯とが調和した動きになるようにする必要が有ります。前歯の長さ、位置、口唇との調和、両目を結んだ線との平行性。歯茎を刺激しない位置で、且つ、見た目に自然な印象を与えて、かぶせ物の淵が目立たないような位置に設定する様に歯を削る必要が有ります。豊隆も自然な形にし、歯にフィットさせてムシ歯が再発しない様にかぶせ物の精度を高める必要も有ります。難儀なこっちゃ💦
それに何と言っても歯の色❣ 「歯の色は何色?」と聞かれたら、誰だって「白❣」とお答えになると思います。また、前歯をかぶせる時には、特に女性の患者様から「白くして欲しい。」との要望も多いです。でも、そう単純ではないんです💦 例えば、今の季節、甲子園で頑張っている高校球児たちの真っ黒に日焼けした笑顔に、白い歯が眩しく映りますよね。逆に京都の舞妓さんの歯は、白粉でお化粧した真っ白な肌のせいか、歯が黄色っぽく見えてしまうでしょ? 彼女たちもお化粧を落としたら、普通の白い歯に見えます。歯の白にも個人差が有り、ややグレーがかっていたり、やや黄色みがかっている方もいらっしゃいます。かぶせ物の歯の色を白くし過ぎると、他のご自身の歯の色と違いが出ますし、肌も濃く見えがちです。高校球児の逆バージョンですよね。セラミック冠の場合、基本の色は16種類有り、それらを歯の先の部分と真ん中辺り、そして歯茎に近い部分で配合の割合を工夫しながら変化させ、その方に合ったより自然な歯の色を取捨選択していきます。最近では、スマートフォンで写真を撮って、技工士さんと即時に相談できるので助かっています✌「色の道は険しんどすぇ💦」 花街に行って、修行せな(笑)。
当院では、セラミック冠には2種類有り、セラミックのみで作製するかぶせ物(オールセラミック冠)と特殊な金属の上にセラミックを焼き付けたかぶせ物(メタルボンド冠)が有り、それぞれ互いに長じた点や特徴を患者様に説明し、どちらを選ぶかを症例事に患者様と検討、相談して決めています。お陰様で、多くの患者様方に喜んで戴いています。
あなたのステキな笑顔をいつまでも❣



