こんにちは❣ 大阪市生野区の歯医者 有田歯科医院 院長の有田です。
皆さん、《歯石:しせき》ってお聞きになった事が有ると思います。歯の表面に付着する石の様に硬いもので、歯科医師や歯科衛生士が、器械を使って取り除かないといけません。お口の中には、300~700種類の細菌が生息しており、ちゃんと歯を磨いている人で1000~2000億個、余り清潔に磨かない人では4000~6000億個。ほとんど磨かない人は、1兆個もの細菌が棲んでいるんだそうです。ゾッとしますよねえ(^_^;)。それらの細菌群が、歯の表面でプラーク(歯垢:しこう)という小宇宙を形成し、その中で、ある種の細菌(主にミュータンス菌)は歯を溶かします。これがムシ歯です。また、アクチノバチルス・アクチノマイセテムコミタンスという舌を噛みそうな長ったらしい名前(-_-;)の菌や、その他の数種類の歯周病菌の相互作用によって毒素が発生し、それにより歯茎に炎症を引き起こされた状態が歯周病です。歯茎から出血したり腫れたりして、放置すれば、歯を支える骨(歯槽骨:しそうこつ)が溶かされ始め、歯がぐらつく様になります。
一方、《歯石:しせき》は、プラーク中のコリネバクテリウム・マツルショッティという、これまたややこしい名前(-_-;)の菌が関連しており、それにより唾液中の㏗(酸性度)がアルカリ性に傾くと石灰化が促進され、歯石となります。歯の表面に付着したプラーク(歯垢)の中に細菌が取り込まれ増殖しますが、2週間程でプラーク内で細菌は死んでしまいます。死んだ細菌は、お口の中の唾液成分によって石灰化します。これが歯石の始まりです。「げっ❣ そしたら歯石って、死んだバイ菌のかたまりかいな?」そうですね。ちょっと気持ち悪い話になっちゃいましたけど💦 で、そのまま放置すると石灰化は促進され、歯石が更に形成されて段々と大きくなっていきます。時には、歯の表面ににタイルを張った様にベターっと歯石が付着し、歯の凹凸も隠されるぐらいに大量に歯石が付いてしまっている方もおられます。その歯石の中では、歯茎が相当傷んでいるはずです❣
歯石が、歯茎より上の部分で付着している場合(歯肉縁上歯石)は、まだ除去し易く、歯茎へのダメージも軽度の場合が多いですが、歯と歯茎の間の溝(歯周ポケット)が深くなり、歯周ポケット内で歯の根に付着した歯石(歯肉縁下歯石)は、歯茎の炎症を引き起こし、歯茎から出血し、腫れるという症状が出ます。更に進行すると歯を支える骨を溶かし、歯がぐらつくようになり、「何や、最近、硬いもんが噛められへんなぁ。」と感じる様になります。
歯科衛生士は、先ず、歯肉縁上歯石を除去し、その後、4~6回に分けて、歯肉縁下歯石を除去していきます。除去後、歯の表面を機械的にクリーニングして、プラークが付き難い環境にしていきます。めでたく一通りの治療が終了してからも、《予防治療》という観点から、定期的な歯石の掃除と紙面のクリーニングを続けて戴きたいと思います。もちろん、ご家庭での歯ブラシ、フロス(糸ようじ)、歯間ブラシ等を用いた患者様ご自身による毎日のお手入れ(プラークコントロール)は、必須条件です。
お口の中には、ガンジーダ菌、黄色ブドウ球菌、緑膿菌、肺炎桿菌、インフルエンザウイルス等の全身疾患の原因となる菌含まれており、免疫力の低下と共に増殖し、病気を引き起こす事も有ります。これから寒くなり、空気も乾燥し易い季節になります。日頃の歯とお口の予防管理は、ムシ歯や歯周病予防だけでなく、インフルエンザやその他の感染性疾患の予防にも繋がります。大事になさって下さいね❣
あなたのステキな笑顔をいつまでも❣❣❣



